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『宇宙へ』(福田和代)
宇宙へ
宇宙へ福田 和代

講談社 2012-09-21
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ロケットの時代は終わった?!
地上と衛星軌道のステーション結ぶ宇宙エレベーターが完成。
規定身長をオーバーしたため、宇宙飛行士になる夢を諦めた拓海だったが、夢は終わったわけではなかった。
拓海は宇宙エレベーターのメンテナンスマンとして宇宙へ上がる。

福田さんは初めてなんですが、書き出しが小説っぽくないというか、漫画っぽいなと感じました。
いい意味でも、悪い意味でも、どちらでもなく。
いきなり動いている人が思い浮かぶような、そういう印象。
わかりにくいですよね。すみません。
とにかく、今まで読んだ小説のどれとも違う印象を書き出しに感じたのです。
内容は、宇宙エレベーターで働くメンテナンスマンの様々な仕事の様子です。
正直、もっと大げさな感じを想像していたのですが、意外とおとなしめ。
宇宙開発と宗教との対立、既得権を失いつつあるロケット産業の危機感、両者が結びついて起こるテロなど、思った以上に現実的でした。
もっと、現代の常識をまるっきり無視した設定でもよかったんじゃないかなぁ。
割とさっぱりしてます。
宇宙エレベーターという構想には著者の経歴や興味、憧れがとっても活かされているんでしょうね。
とても楽しく作られたのではないかと思います。
ですが、私にはなんとなくぼんやりイメージできる程度で(カーゴが下からと上からとケーブルで引っ張られている感じ?)、カーゴとステーションの物理的な繋がりがイメージできませんでした。
殆どの部分で、それで問題なかったのですが、終盤のここ一番のクライマックスで状況がイメージできずに、盛り上がりきれずに終わってしまいました。ちょっと消化不良です。
すごくもったいないことをしてしまったんだろうなぁ。
言葉から映像が瞬時に浮かびあがらなければ、緊迫感も高揚感も安堵感も味わえないシーンだと思うんですよ。
図解や挿絵があるとイメージしやすかったんじゃないかと思います。
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【2013/01/31 14:33】 本の本音 | トラックバック(0) | コメント(0) |
『ラバー・ソウル』(井上夢人)
ラバー・ソウル
ラバー・ソウル井上 夢人

講談社 2012-06-02
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こんな顔の人がいるはずない・・・化け物・・・そう言われるほどの醜い容姿を持つ鈴木誠。
裕福な親のおかげで、学校へ通うこともなく、仕事をすることもなく、他人と関わらずに生きてきた。
しかし、両親でさえも目を合わせようとすることはなく、恋人はおろか、友達さえできたことはない。
音楽雑誌に評論を寄せることが社会との唯一の接点だった。
その音楽雑誌の撮影に、車を貸して欲しいと言われるまでは―。

鈴木誠が所有するコルベットを雑誌の取材に使わせて欲しいと頼まれ、
他人に運転されたくなかった誠は、一大決心をして取材場所に向かいます。
そこで交通事故が起こり、現場は大混乱。
誠は頼まれてモデルの美縞絵里を自宅まで送ります。
自分の車に乗ってくれた。
ただこの一点で、絵里に心を奪われた誠。





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【2013/01/24 12:03】 本の本音 | トラックバック(0) | コメント(0) |
『七つの会議』(池井戸潤)
七つの会議
七つの会議池井戸 潤

日本経済新聞出版社 2012-11-02
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トップセールスマンで人望厚い課長・坂戸が社内のパワハラ委員会にかけられた!
訴えたのは係長・八角。
八角は、誰よりも遅く社を出て、誰よりも早く帰社する、「居眠り八角」と陰で呼ばれる出世コースを外れた万年係長。
それでも八角が大きな顔をしていられるのは、営業部をまとめる部長に貸しががあるからとの噂。
結局、坂戸はまさかの人事部付に、後任は「万年二番手」の原島万二になった。
不可解な人事異動に社内で何かが起きていると感じた原島は八角に探りを入れる。
醜悪な舞台裏の全てを知った原島は、深い疲労を感じた。

これぞ池井戸企業小説という王道が帰ってきた感じです。
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【2013/01/19 10:11】 本の本音 | トラックバック(0) | コメント(0) |
『仮想儀礼』(篠田節子)
仮想儀礼〈上〉 (新潮文庫)
仮想儀礼〈上〉 (新潮文庫)篠田 節子

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仮想儀礼〈下〉 (新潮文庫)
仮想儀礼〈下〉 (新潮文庫)篠田 節子

新潮社 2011-05-28
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ゲームのノベライズ小説を書いて副収入を得る公務員の鈴木正彦は、出版社の矢口からオリジナルの出版の企画を持ちかけられ、小説家になる夢を叶えるため都庁を退職した。
しかし、出版話は詐欺で、正彦は仕事も家族も失った。一方、矢口は不倫の果てに何もかも失い、ホームレス同然になっていた。
宗教なら―。信者が500人集まれば、ベンツに乗れる―。
ふたりは教団を立ち上げる。

新興宗教の発足から発展、躓き、破綻までが描かれた大作です。
なぜ宗教なのか?
なぜ新興宗教は嫌われるのか?
なぜ”カルト”化するのか?
ひとつの例が、とてもフラットな視線できちんと丁寧に描かれています。
なるほど、長引く不況から閉塞感が蔓延する今の時代、宗教は敷居が低いのかもしれません。
「生きづらさ」というのもキーワードです。
甘えや逃げのための宗教とも言えるかもしれません。
自己啓発本も、景気のいい時代に比べると、内向きのものが人気のような気がしますし。
分かっていたようで、改めてなるほど、と思うことがたくさんありました。
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【2013/01/18 14:19】 本の本音 | トラックバック(0) | コメント(0) |
『クローバー・レイン』(大崎梢)
クローバー・レイン (一般書)
クローバー・レイン (一般書)大崎梢

ポプラ社 2012-06-07
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大手出版社に勤める彰彦は、パーティーで気分の悪くなった作家を自宅まで送った。
その作家、家永の近況はぱっとせず、作家としては過去の人だった。
しかし、彰彦は家永の自宅で手にした原稿『シロツメクサの頃』を読み、心を奪われた。
これを本にしたい。
しかし、売れるかどうか未知数の本の企画はなかなか通らない。

「良い本を作りたい。そしてたくさんの人に読んでもらいたい」
書く人、作る人、売る人のひたむきな思いが伝わってきます。
ですが、良い本だから売れるとは限らない。
出版社としては「良い本だけど売れない本」よりは、「大したことないけど売れる本」のほうがいいに決まってます。
落ち目の家永には、大手出版社にGOサインを出させることは難しいのです。
ましてや、出版のスケジュールを変更してまでとなると・・・。
彰彦は『シロツメクサの頃』を「良い本」であり「売れる本」でもあるという1冊にするために奔走します。
企画を通すために色々な根回しをし、営業のエースに教えを乞い、作るだけでなく売るためにどうしたらいいのかを学びます。
この過程は、彰彦の編集者としての成長物語でもあります。
彰彦の仕事ぶりは誠実そのもの。
それは本に対する愛にほかなりません。
そして、それは彰彦だけではありません。
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【2013/01/16 16:20】 本の本音 | トラックバック(0) | コメント(0) |
『つるかめ助産院』(小川糸)
つるかめ助産院
つるかめ助産院小川 糸

集英社 2010-12-03
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夫が姿を消して傷心のまりあは、一人訪れた南の島で助産院長の鶴田亀子と出会い、予想外の妊娠を告げられる。
家族の愛を知らずに育った彼女は新しい命を身ごもったことに戸惑うが、助産院で働くベトナム人のパクチー嬢や産婆のエミリー、旅人のサミーや妊婦の艶子さんなど、島の個性豊かな仲間と美しい海に囲まれ、少しずつ孤独だった過去と向き合うようになり―。命の誕生と再生の物語。
(「BOOK」データベースより)

まりあといい、『喋々喃々』の栞といい、この人の描く主人公の女性って、どうにも好きになれないんだなぁ。
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【2013/01/10 14:48】 本の本音 | トラックバック(0) | コメント(0) |
『魔女は甦る』(中山七里)
魔女は甦る
魔女は甦る中山 七里

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埼玉県の長閑な田園地帯で、肉片と骨の屑のようなバラバラ死体が発見された。被害者は現場近くにある製薬会社・スタンバーグ製薬に勤めていた桐生隆。仕事ぶりも勤勉で質素な暮らしを送っていた青年は、なぜ殺されなければならなかったのか?埼玉県警捜査一課・槙畑啓介は捜査を続ける過程で、桐生が開発研究に携わっていた“ヒート”と呼ばれる薬物の存在を知る。それは数ヶ月前、少年達が次々に凶悪事件を起こす原因となった麻薬だった。事件の真相に迫るほど、押し隠してきた槙畑の心の傷がえぐり出されていく。過去の忌まわしい記憶を克服し、槙畑は桐生を葬った犯人に辿り着けるのか。
(「BOOK」データベースより)

タイトルからオカルトっぽいものを連想しますが、もっと現実的。
ひとことで言えば、麻薬の実験に動物を使うことが巡り巡ってどういう問題を引き起こすか、ということ。
あぁ、こういう切り口があったなぁと、大変新鮮に感じました。
そして、”ヒート”がどういう麻薬か、桐生は何を思って”ヒート”を開発研究していたのか、ということもポイント。
これを徐々に明かすことによって、最初は得体の知れないものに対する恐怖だったのが、最終的には現実的に起こり得ることに対して感じる恐怖に変わります。
最初は衝撃的に、最後はじわじわといつまでも続くように。
読後感の悪さは、そのままこの怖さを表しているように感じました。
それだけに、恐怖の対象が変わるときは、白が黒に、表が裏になるような鮮やかな変化を期待するし、その恐怖が自分にも向けられたことを知るときには、一切の音や色を失うような呆然とした衝撃を味わいたいと思うもの。
人物に特異な経験や壮絶な過去を持たせて作り込むよりも、”ヒート”の特性に絞り込んだほうが効果的だったのではないかと思います。
重い過去や事情を持った人物は桐生一人で十分だったのではないでしょうか。
そして、そうやって人物を特徴的に作って暗さを際立たせたり、事件とは無関係と思われる出来事を絡ませて変化を持たせたり、前半は「あの手この手」なのに、終盤があまりに直線過ぎることが気になりました。
しかも、かなりの疾走感で畳み掛けるので、ちょっと息をつく間が欲しかったかなと思います。
【2013/01/09 15:58】 本の本音 | トラックバック(0) | コメント(0) |
『とにかくうちに帰ります』津村記久子
とにかくうちに帰ります
とにかくうちに帰ります津村 記久子

新潮社 2012-02-29
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図書館で借りました。
決め手は帯の
「アルゼンチン出身の濃い顔のフィフュアスケータの様子が心配・・・」。
主人公はフィギュアスケートを情熱を持って観ているわけでなく、ぼさっと観ている。ルールはまったく覚えていない。
でも、なかなかどうしてマニアックだったり。

以下、作中、くすっと笑ったり、にやりとしたところ。


「面白いだけを大義に安心して観ていられるほど、二人は強かった」
 (ミシェル・クワンとアレクセイ・ヤグディンが好きだった主人公の評)

「滑っているかこけたか、顔が面白いかそうでなもないか、衣装が変か目も当てられないかぐらいしかわからない。男子の選手なら、ハゲそうかどうかをじっと見ているし、ペアやアイスダンスなら、演技を楽しみながらも、頭の浦で付き合っているのかどうかを何が厳正に判定している」

「こいつ、普通にスピンで酔ってるんじゃないか」
 (とーってもスピンの遅い選手を観て)

「マリニナとスコルニアコフか」
 (共通のコーチが亡くなったことで、互いにコーチしあうようになったシングル選手の例として)

「すごい変な選手がいる、と熱心に誘われて、フィリップ・キャンデロロを観た」
 (友人と一緒に観た長野オリンピックを思い出して)

等々。
ちなみに、私はプロトコル見るのが大好きなオタク寄りだけど、男子は基本的に顔と衣装をチェックします。
なので、「顔が面白いかそうでなもないか、衣装が変か目も当てられないか」というのはすごくわかる。
クーリックのキリンとか、プレオベールの蜂とか、ランビエールのしまうまとかの動物系や、ジュベールの蓮根の輪切りやら「007」の背番号とか、ケビン・ヴァン・デル・ペレンの「EXIT」とかのなんじゃそりゃ系とか、男子は紙一重的な衣装が多くて面白いしね。
タチアナ・マリニナとロマン・スコルニアコフが出てくるあたり、主人公はぼさっと観ているけれども、著者は結構なフィギュア好きと見た。


【2013/01/06 11:15】 本の本音 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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