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『ソロモンの偽証 第Ⅱ部 決心』(宮部みゆき)
ソロモンの偽証 第II部 決意
ソロモンの偽証 第II部 決意宮部 みゆき

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クリスマスの朝、校舎の屋上から転落した柏木。
本当に自殺なのか?
彼に何があったのか?
元クラスメートが亡くなったというのに、自分たちの学校で起きたことなのに。
何も知ろうとしなかったことを恥じ、知ろうとしないままでいることを拒否した藤野涼子は、
卒業制作を話し合う場でクラスメートに思い切った提案をする。
それは"学校内裁判"。

柏木の死の真相を複雑にし、新たな死者を出す原因になった告発状。
そこに全ての原因と書かれていた、不良少年の大出が被告人。
検察に涼子。
弁護人は、他校生の神原少年。柏木と塾が一緒だったということで参加を希望します。
この二人がそれぞれに助手を持ち、チームを組んで裁判のための証拠・証言集めに臨みます。
第Ⅰからずっと感じていることですが、賢すぎるんですよね。
それに、冷めてるというか、諦観した大人の面を強く感じます。
老成してるっていうか。
中学生って、こんなに賢いもの?
ときたま、中学生らしく感じることもあるにはあるけど。
大人を手玉にとるようなふたりの姿は中学生には見えないし、中学生だとしたら特別中の特別なんだと思うな。
まぁ、その賢さ、頭の回転の速さがあるから、中学生の裁判、証拠集めを真剣に読めるんですけども。
でも、ちょっと長すぎるというか、引っ張りすぎだと思うなぁ。
準備だけでこの長さだと、どうしても同じようなことばっかりなように感じられ、緊張感がなくなるんですよね。
ただ、その分、色んな角度から一連の出来事、事件を捉えられるようになるとも言えます。
Ⅰ部で確信を持ったことが揺らぐんですよね。
事件を整理され、スッキリした分、深くなっていくような感じです。
さて、中学生が賢すぎるのは誰もが感じることだと思いますが、大人も協力的すぎますよね。
涼子の両親をはじめとして、教師、元校長、弁護士・・・。
時代がバブルの頃なので、全般的に大人に余裕があるというか、子供の遊び(本人たちは真剣だけど)に本気で向き合う心のゆとりがあるのかもしれませんね。
今ならもっと、ずっと神経質になるのでしょう。
いつもの宮部さんの小説には、地味だけど、とても自然で、誰もが同じ気持ちになったことがあるような、共感を持てる人物が描かれていると感じることが多いのですが、今回はちょっと違う印象です。
強引な人物設定だなぁと感じました。
この先、どう動いていくんだろうなぁ。
第Ⅲ部は”法廷”ですが、単純に、真実に近づいていく舞台でありますように。
涼子・神原、ふたりの手腕、賢さばかりが目立つ構成でなければいいなぁと思います。
【2013/07/04 15:27】 本の本音 | トラックバック(0) | コメント(0) |
『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(東野圭吾)
ナミヤ雑貨店の奇蹟
ナミヤ雑貨店の奇蹟東野 圭吾

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コソ泥で逃走中の敦也・翔太・幸平。
盗んだ車が突然動かなくなったために、やむを得ず忍び込んだ廃屋。
かつては商店であったのだろうことがうかがえる残されたままの古びた商品。
看板に微かに残るのは『ナミヤ雑貨店』の文字。
ここで夜明かしすることに決め、室内を物色3人は古い雑誌を見つけた。
そこには店主が悩み相談のようなことをしているという記事が載っていた。
そして、シャッターの郵便口にぽとりと落ちた手紙。
それは、店主に宛てた悩み相談だった。
敦也は放っておけと反対したが、他人に悩みを相談されることなどめったにない自分たちだからと、結局返事を書く事にしたのだった。

『トキオ』と似た雰囲気のファンタジーです。
タイムトリップを扱っていますが、過去と現在を行ったり来たりするのは、人ではなく、手紙。
過去からの悩みを綴られた手紙と現在から届けられる返事。
日本が参加しなかったオリンピック。
強烈な光を放って解散したビートルズ。
バブル景気とその崩壊。
3人がまだ手紙が過去からのものだと気付いていないとき、
返事に書いた”ケイタイ”や”ネット”を、悩みの相談者が理解できなかったように、
若い世代の読者には、分からない、知っているけれど理解できない時代のことなんでしょうね。
逆に、40代以降の世代の読者は、きっとスタルジーに包まれるでしょう。
彼らの手紙のやりとりは、祖父母と孫の会話のようなものかもしれませんね。
そんな5つの悩み・5章で成っているのですが、独立した話に見えて、実は繋がっています。
悩みを相談する人やその周囲の人が少しずつ繋がるとともに、共通点がハッキリします。
どうして、それが共通点になっているのか。
最後に分かります。
ナミヤ雑貨店のご店主さん、とっても気持ちのいい人だったんですね。

【2013/07/03 14:51】 本の本音 | トラックバック(0) | コメント(0) |
『64(ロクヨン)』(横山秀夫) 文藝春秋
64(ロクヨン)
64(ロクヨン)横山 秀夫

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D県警刑事部捜査二課次席から広報室に異動になった広報官・三上は、
いつか刑事部に戻ることを切望しつつも、旧態依然とした広報活動を変革しようと行動していた。
しかし、ある交通事故の報道を巡ってマスコミと対立。
そんななか、警察庁長官の視察が決まった。
その中心は、昭和64年に発生した未解決の女児誘拐事件―通称”64”事件―の遺族宅訪問。
三上はその取材の調整を任されるが、マスコミと対立しているためなかなか上手くはいかず、遺族も訪問を拒否。
折りしも、三上の同期で警務部調査官の二渡が64事件を巡って刑事部の関係者を訪ね歩いているという。
そして、刑事部は視察に反発し、警務部との全面戦争の様相を呈していく。
なぜ、今、”64”なのか?
なぜ、二渡は”64”を追うのか?

最初はとっても気分が重かったんですよ。
三上の一人娘のあゆみは家出をしているんです。
親としての三上夫妻の姿が辛くって。
あゆみがどこにいるのか、そもそも生きているのか?
無言電話があると三上の妻はあゆみからだと言い、次に掛かってくる電話を逃すことがないように、家から出ようとしない。
あゆみと同じ年頃と思われる身元不明の遺体が発見されると、夫婦で確認に出かけ、違うと分かるとホッとする。
毎日の重苦しさに加えて、思うようにできない広報活動。
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【2013/06/26 14:24】 本の本音 | トラックバック(0) | コメント(0) |
『夏服パースペクティブ』(長沢樹)
夏服パースペクティヴ (樋口真由“消失”シリーズ)
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私立都筑台高校2年生にして、弱小映研部長の遊佐渉は、新進気鋭の女性映像作家・真壁梓が、夏休みを利用して行うビデオクリップ制作のスタッフとして、撮影合宿に参加することに。そこには、美貌の1年生樋口真由の姿もあった。かくして、廃校となった中学校の校舎を改装して作られた山の中のスタジオでの撮影合宿が始まる。しかし、キャストとして参加していた女子生徒の一人が撮影中に突如倒れ込む…。なんとその生徒の胸には、クロスボウの矢が深々と突き刺さっていた!?真由は残された映像をもとに超絶推理を始めるが、合宿は凄惨な殺人劇へと変貌してゆく―。
(「BOOK」データベースより)

『消失グラデーション』の続編です。
といっても、時系列ではこちらのほうが先。
樋口真由の転校前のできごとです。
『消失~』では、意図的に女性として描いておきながら実は男性でしたというオチ、性的なマイノリティーが3人も同じ学校で、しかも友人関係であるという大雑把かつ暴力的な設定に、それはあんまりだ・・・と、モヤモヤしてしまいました。
さて、本作はどうか。

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【2013/06/25 14:56】 本の本音 | トラックバック(0) | コメント(0) |
『欠落』(今野敏)
欠落
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SIT(特殊犯罪捜査係)に配属された宇田川の同期・大石は、立てこもり事件で人質の身代わりとなった。
しかし、捜査の隙を突いて逃亡した犯人。大石は拉致される。
一方、宇田川は殺人事件の捜査にあたっていたが、被害者の身元はなかなか判明せず、膠着状態に。
どちらの事件も不思議と進展を見せず、焦れる宇田川の元に、もう一人の同期・蘇我から電話が入る。
宇田川には、蘇我が何かを知っているように思えるのだった。

『同期』の続編です。
ボンと呼ばれ、先輩、上司に可愛がられる宇田川。
なんなのかなぁ、忘れていた何かを持っているのかな。
自分の若手時代のことを思い出すのかなぁ。
ボンの推理・推察が面白いほど当たっちゃうんですよね。
出来過ぎだけど、ちょっとした違和感、引っかかりをそのまま放っておかない、こだわり続ける姿勢が、思わぬ突破口を開いていくんですね。
コンビを組んだ、言われたことだけやってればいいと言うベテラン刑事も、若手時代のやる気を思いだしたかな。
さて、宇田川が捜査にあたった殺人事件は、どこから攻めても、被害者の身元が割れない。
他県でも同様の事件が2件起こっており、もちろん未解決。
素人でも想像できるよねぇ。ワケありの外国人だって。
なのに、捜査は進展しない。
連続殺人事件として捜査する方針も変更される。
一歩進んで二歩下がるような、進展状況。
そして、拉致された大石のほうも行方が分からない。
それはもう、警察の捜査力を考えると、不自然なくらいに。
明らかに、何らかの意図が感じられるわけですよ。
そこで重要なポイントが蘇我からの電話。
宇田川はタイミングの良さに、蘇我が捜査状況を探っているのではないかと感じます。
そう、どちらの事件にも公安が絡んでいるのです。
公安と刑事部の綱引きは、共闘路線へと向かいます。
ここまでは、珍しくスローで焦らされるのですが、シビレが切れかける頃、絶妙のタイミングで一気に加速します。この疾走感がたまらない!
結末はあっけなかったけど、むしろこのメンバーにはちょうどいい感じです。
次があるとしたら、蘇我を主人公でお願いしたいです。
ちょっとだけ重く、シリアスなのを。

【2013/06/25 11:56】 本の本音 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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